ヨーロッパで権威ある賞として知られる「スペイン皇太子賞」が、ことしは「テレビゲームを通じて
社会的な革命を起こした」として、「スーパーマリオブラザーズ」などの人気ゲームソフトを
開発した大手ゲーム機メーカー任天堂の宮本茂専務に贈られることになりました。
スペイン皇太子賞は、科学や芸術、平和などの部門ごとに、人物や組織に毎年贈られ、
去年は東京電力福島第一原子力発電所の事故の収束に当たった作業員や消防隊員、
それに自衛隊員が「フクシマの英雄」として平和部門の賞を受賞しています。
スペイン北部のオビエドで23日、文化貢献をたたえる「コミュニケーションおよびヒューマニズム」部門の
ことしの受賞者の発表が行われ、任天堂の専務の宮本茂氏が受賞しました。
賞の選定に当たったアストゥリアス皇太子財団は、宮本氏が「スーパーマリオブラザーズ」などの
ゲームソフトを開発し、「テレビゲームを性別や年齢にかかわらず人々が集うことのできる
媒体に変えた」と受賞理由を説明したうえで、「テレビゲームを通じて社会的な革命を起こした」
とたたえています。
宮本氏は、財団のホームページに声明を載せ「受賞を光栄に思います。これからも世界中の
人たちに喜びや楽しみを提供する努力を続けます」と語っています。
NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120524/k10015337841000.html
Fundación Príncipe de Asturias
http://www.fpa.es/