ソニー:初のタブレット発売…iPad追い上げ目指す
ソニーで初めてのタブレット型多機能端末「ソニータブレット」が17日、発売された。
ソニーは他メーカーと比べて後発となるが、映画や音楽、ゲーム、電子書籍など幅広く楽しめるのを売りに、
タブレットで独走状態にある米アップルの「iPad(アイパッド)」の追い上げを目指す。
東京・池袋の家電量販店「ビックカメラ池袋本店」では17日朝、お笑い芸人を迎えて発売記念イベントを開催。
午前6時半に一番乗りして同店の1台目を手に入れた東京都世田谷区の会社員、釜田雅之さん(28)は
「iPadと比べたが、軽くて持ち心地が良く、ゲームや映画も楽しめるのがいいと思った。
仕事後に帰宅したらすぐに使いたい」と笑顔を見せた。
発売されたのは9.4型の液晶画面の機種「S」。無線LANを使え、基本ソフト(OS)は米グーグルの
「アンドロイド」を採用した。
想定価格は、容量が16ギガバイトのモデルが約4万5000円、32ギガバイトが約5万3000円。
10~11月には、折り畳み式で5.5型画面を二つ備えた機種「P」も売り出す。
調査会社のBCNによると、8月に国内大手家電販売店で売れたタブレット型のシェアは、アップルが
59.8%と圧倒的な首位。東芝は4.3%にとどまるなど国内勢は苦戦し、シャープは
「ガラパゴス」の自社販売を今月末で終える。
http://mainichi.jp/select/biz/news/20110918k0000m020015000c.html