「草食系男子」「ゆとり世代」など淡泊、ひ弱な若者像が指摘されるなか、「生存」をコンセプトに
無人島でインターンシップを行うという“過酷な就業体験”に大学生の参加希望(エントリー)が
殺到し、大きな反響を呼んでいる。
企画したのはパチンコ大手の「マルハン」(本社、京都・東京)。約50人の受け入れ枠に対し、
エントリー数は1500人を突破。予想を上回る大人気で締め切った。採用担当者は「若者の
二極化が際立つ昨今、野心あふれるハングリーな層に響いたのだと思う」と話している。
サバイバル体験は、8月30日と9月6日からのそれぞれ3泊4日。島根県沖の日本海に浮か
ぶ島で、同社の社員研修に参加する形で実施する。島に持っていけるのは着替えや日焼け止め
のみで、食料や携帯電話などの持ち込みはNG。参加者は社員1人と学生4-6人で1つのチーム
を組み、食料や飲料水確保に知恵と体力を絞る。
インターンシップは、無人島体験前の説明会と終了後の振り返りへの参加がセット。説明会と面接で
参加者の選考を行い、人事担当社員と行う振り返りで自らの「生き方」「在り方」を見いだす。説明会は
東京、大阪、福岡で行われ、エントリーしている大学生の比率は男女半々。特に福岡の説明会は8割が
女子といい、担当者は「九州の女子、恐るべし」と驚いている。
同社は「問題解決やリーダーシップ、発想力などが試される。それはそのままビジネスの重要な要素」
としている。
ソース:やまと新聞
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