■これは欲しい!
1988年にセガから発売され、「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」や「コラムス」など
多くのヒット作を生み出した16ビットゲーム機・メガドライブ。そんなメガドライブが、
海外ではなんと「携帯ゲーム機」になって販売されているそうです。
「MegaDrive Handheld」、「MD Play」などと名付けられたこれらの製品は、ブラジル
のTecToy社、ヨーロッパのBlaze社などから発売中(メーカーによって名前が異なる)。
「セガが販売しているんじゃないの?」と思った人もいるかもしれませんが、いずれも
セガから正式に許諾を受けたライセンス品で、いわゆる「パチモノ」ではありません。
日本ではすでに「レトロゲーム機」扱いのメガドライブですが、ブラジルやヨーロッパ
など海外の一部地域では、価格の安さも手伝っていまだに根強い人気があるんだそうです。
本家メガドライブとの違いは、別途ソフトを購入する必要がなく、あらかじめ本体に
すべて内蔵されている点。残念ながら既存のROMカートリッジは使用できませんが、
起動するとメニュー画面が表れ、「ソニック&ナックルズ」や「ゴールデンアックス」
「フリッキー」など、20本ほどある内蔵ソフトから好きなものを選んでプレイできる
仕組みとなっています。収録ソフトによって本体にはいくつかのバリエーションがあり
ますが、日本円だとどれも大体4000~5400円くらいで買えるみたいですね。
実際にプレイしている動画を見ると、「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」など動きの速い
ゲームをプレイしても残像はほとんど見られず、液晶の質は悪くなさそう。画面サイズは
2.8インチとやや小さめですが(PSPが4.3インチ)、その分本体サイズもコンパクト。
軽くて小さいので、持ち運びにはいいかもしれませんね。また付属のAVケーブルを
使用すれば、家庭のテレビに映像・音声を出力して遊ぶことも可能となっています。
日本では今や立派な「レトロゲーム機」になってしまったメガドライブですが、海外では
いまだ現役で、しかも独自に進化を遂げた最新機種も登場している、というのがセガ好き
としてはちょっと嬉しいですね。