横浜の球団譲渡でネックとなっているのが新球団の名称。買収を目指す
ディー・エヌ・エー(DeNA)は、運営するゲームサイト「モバゲー」を球団名に
入れることを検討中だが、一部から反対の声が上がっている。
巨人・渡辺恒雄球団会長(85)は10月31日、「DeNAの失敗は、子会社をあわてて
『モバゲー』と名前を変えて、球団を持てばいいだろうと考えたこと。これは絶対の間違い。
企業の売名という条項にバッチリぶつかるんだよ」と指摘した。
「条項」とは野球協約32条に基づく非公開の内規だ。同会長は「球団経営の努力をしないまま、
売名行為のためにその球団を買おうとする場合、加盟を許さないということ」と説明。
D社の方針に「そういう小細工でやったらね、なんとかラーメンとか、なんとかあんパンとか
いう名前で、なんでも登録できることになっちゃうんだよ、商品名で」と難色を示した。
打開策として同会長が提案するのは、D社自体が来年6月の株主総会で社名を「モバゲー」などに
変更し、保有企業と球団名を統一した上でオーナー会議で承認を求める手順。つまり来季中は
「『横浜ベイスターズ』でいくしかないんじゃないか」というのだ。
http://news.infoseek.co.jp/article/01fujizak20111101011