インターネット上で人気の会員制交流サイト「アメーバピグ」で、未成年による不正アクセスが
相次いでいる。愛知県警は今年、不正アクセス禁止法違反の疑いで小中学生8人を摘発。
放置すればネット犯罪の低年齢化を招くとして、県警は19日、サイトを運営する
「サイバーエージェント」(東京都)に、未成年向けの対策を講じるよう要請したと発表した。
発表によると、8人はサイバーエージェントのサーバーに、アメーバピグの他の会員のパスワードを
使って不正にアクセスした疑いがあり、今年2月から9月にかけ書類送検されたり、児童相談所に
通告されたりした。アメーバピグ内で、他人のキャラクターを勝手に操るなどしていた。
県警によると、8人はサイト内で会話ができる機能で「通貨を増やしてあげる」と別の会員に
持ちかけるなどして、パスワードを聞き出していたという。
キャラクターを操れるようになると、もとの会員が操作できないようにパスワードを変えていたという。
書類送検された中学2年生の少女は、「服や部屋が豪華な他人のキャラクターになりすましたら、
サイト内でほめられてうれしかった」と県警に話したという。被害にあった利用者も、6人中5人が
18歳未満だった。
http://www.asahi.com/national/update/1019/NGY201110190029.html